スタンディング対応も! リモートワークを快適にする、厳選ノートPCスタンド
ハイブリッドワークの普及でノートPCユーザーが増えている。作業環境をより快適にするノートPCスタンドについて使用感、持ち運びや収納のしやすさなどの観点から紹介する。
Facility, Style
企業パソコンはノートPCが主流に
ハイブリッドワークの普及にともない、ノートPCのニーズが高まっている。NTT西日本が運営するビジネス情報サイト「Biz Clip」が2319人を対象に行った「企業PC実態調査2021」によると、企業で導入されているパソコンの種類はノートPCが78.9%と最も多かった。次にデスクトップ型が53.7%、タブレットが17.2%となり、複数種類を導入している企業も多く見られた。また、ノートPCは事業規模が大きくなるほど導入比率が高くなる傾向がみられ、1万人以上の企業では90.8%にのぼった。
また総務省の調査では、テレワーク実施企業の70.9%が会社支給のパソコン端末のテレワーク利用を許可していると回答している。かつては、全社一律でノートPCを導入したものの「一度も外に持ち出したことがない」、「常に机の定位置にある」という企業も少なくなかった。しかしテレワークを導入する企業が増え、さらに出社を組み合わせたハイブリッドワークが定着しつつある今、会社や個人のノートPCを自宅やオフィス、カフェなどに持ち運んで仕事をする働き方が主流となってきている。
ノートPC自体の負担も軽減!スタンドを使うメリットとは
社外で仕事をする状況が増えた今、ノートPCの作業環境をより快適にするツールを必要とする人も多いのではないだろうか。また、デスクトップPCからノートPCへの移行で増えるのが、肩こりや腰痛などの健康問題。これらの症状は、ノートPCの使用で目線が下がり、肩や腰が緊張してしまうことなどが原因で生じてしまう。
そこでおすすめしたいのが、ノートPCスタンドの活用だ。ノートPCスタンドのメリットとしては、主に以下の3つがあげられる。
1. キーボードの傾斜が変わり、タイピングしやすい
ノートPCを置く角度が変わると、自ずとキーボードの位置も変わる。肘を90度以上に曲げられるので、格段にタイピングしやすい。ブラインドタッチができるかどうか以前に、キータッチが作業効率を左右することを実感できる。
2. 体への負担が軽減される
ノートPCで一日中作業していると、首の痛みや肩こり、最終的には腰痛が出て仕事に集中できなくなることがある。その点、ノートPCスタンドを使えば、自然と背筋が伸びてモニターと目の高さが水平になるので、体に負担がかかりにくい。猫背が改善され、正しい姿勢もとりやすくなる。
3. ノートPCの熱暴走を防ぐ
底面を机から離すことで、ノートPCの放熱を促せることもメリットとしてあげられる。ノートPCの温度が上がって「熱暴走」状態になると、エラーが出たりフリーズしたりしてしまう。ノートPCスタンドは、自分の体だけではなく、ノートPC自体の負担も軽減してくれる。
パフォーマンスを向上させる、おすすめノートPCスタンド
さて、ノートPCスタンドと一口に言っても、現在では様々な商品が販売されている。今回は、使用感、持ち運びや収納のしやすさ、デザイン、活用シーンなどの観点から、おすすめのスタンドを6タイプ厳選して紹介したい。
1. シンプルで使いやすく、丈夫さが魅力の「LIFT UP-STAND BY ME」
画像は株式会社アーキサイトのWebサイトより
「LIFT UP-STAND BY ME」は、最大約21cmまで画面を持ち上げられ、高さと角度が調節可能なタイプ。外付けのキーボードやマウスを併用すれば、視線を下に落とすことなくスムーズな作業が可能になる。
3mm厚のアルミ素材を使用しており、重いノートPCにも対応できる反面、堅牢で重量があるため、基本的にはデスクに固定して使用するとよさそうだ。筆者は同メーカーの商品を使っているが、使用しないときはスタンドの下に外付けキーボードを収納できる点が気に入っている。
2. モビリティと美しいデザインが同居する「MAJEXTAND」
画像は株式会社コペックジャパンのWebサイトより
「MAJEXTAND」は底面に「貼るタイプ」のノートPCスタンドで、持ち運びしやすさが特長。自宅やカフェなど、社外で頻繁に使用する方におすすめだ。「世界最薄」を謳うだけあって、その厚さは1.7mm。ノートPCはスマートな見た目のままで、スタンドがついている感覚はほとんどない。
貼るだけですぐに使える手軽さに加え、7〜12cmまで1cm単位で高さ調整できる機能性も人気の理由。価格は少し高めだが、検討する価値は十分にあるだろう。
3. ワークシーンにデザイン性をプラスする「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド」
画像はMOFT LimitedのWebサイトより
「MOFT 超薄型ノートパソコンスタンド」は、「MAJEXTAND」と同じ貼るタイプだが、折り方によって角度を変えられる折り畳み式。MOFTのノートPCスタンドは、「デザインのオスカー賞」として名高い「iF Design Award」を受賞するほどの優れたデザイン性を持つ。
ラインナップも豊富で、ワークシーンに遊び心を加えたい方にはうってつけのブランド。重さは85gと軽量のため、移動の負担にもなりにくい。
4. スタンディングデスク機能を備えた「MOFT Z スタンディングデスク&スタンド」
画像はMOFT LimitedのWebサイトより
MOFTのラインナップで、スタンディングデスク機能を新たに追加した「MOFT Z」にも触れておきたい。こちらは、ノートPCに貼り付けないタイプのスタンド。折り紙をヒントにした構造で、座り姿勢では25度、35度、45度、60度の4段階で角度を調節できる。
25cmの高さに変形して机の上に置けば、立ち姿勢での作業も可能。スタンディングワークの時間を設けたいときや、スタンディングデスクがないオフィスでの活用もおすすめだ。
5. 膝上でも快適に作業ができる「THANKO ひざ上クッション付PCスタンド」
画像はサンコー株式会社のWebサイトより
「THANKO ひざ上クッション付PCスタンド」は、底面にビーズクッションを備え、膝上で快適に作業ができるノートPCスタンド。8段階の角度調節が可能で、ソファに腰掛けながら快適な角度に画面をセッティングできる。本体に取っ手がついているため持ち運びも簡単。
デスクに移動して卓上で使用することもできる。せっかくの在宅ワーク、アイデア出しなどリラックスしながら作業したいときにも便利なツールだ。
6. あらゆる機能を搭載した「サンワダイレクト 100-CR017」
画像はサンワサプライ株式会社のプレスリリースより
「サンワダイレクト 100-CR017」は、ノートPCスタンドに求めるあらゆる機能を備えた進化型スタンド。高さは3段階、角度は20段階に調整ができ、両側には収納可能なスマホスタンド、手前にはタブレットスタンドが備わっている。
高さを上げれば、下にキーボードをしまうスペースができ、逆に高さを下げれば、対面打ち合わせ時などに相手に画面を見せるための回転台が使用可能。これだけ多機能ながら、持ち運びや収納に便利な折りたたみ式で、折りたためば3.3cmの厚さになる。仕事中は効率よくデスクを使用し、就業後は仕事道具を片づけてオフモードに切り替えたい人にもおすすめだ。
ワークスタイルに合わせたスタンドの活用で、より快適な作業環境を
持ち運びしやすいものから丈夫さを兼ね備えたものまで、パフォーマンスの向上に役立つノートPCスタンドを、6つのタイプに絞って紹介した。特に在宅での作業時は、移動などで体を動かす機会が減り、座りっぱなしの状態が続きやすい。長時間同じ体勢をとることによる健康への影響を考えると、スタンディングワークに対応するスタンドに関心が寄せられるのもうなずける。
自宅の執務環境の快適さは、デスクやチェアなどの家具によっても左右されるが、新しく揃えるにはそれなりの投資や労力が必要となる。その点、スタンドなら比較的取り入れやすいのではないだろうか。
最近では、テレワーク時代に合わせた商品やサービスの選択肢も増えてきている。今後もノートPCスタンドに限らず、各種ツールの動向に注目していきたい。